うなぎの食中毒に注意!
うなぎといえば、夏の風物詩として親しまれている魚ですね。でも、うなぎを食べた後に食中毒になることがあるのをご存知ですか?
うなぎの食中毒の原因は、主に以下のようなものです。
・アニサキス
うなぎの筋肉内に寄生する線虫です。生または加熱が不十分なうなぎを食べると、激しい腹痛や嘔吐を引き起こすことがあります。
・ボツリヌス菌
うなぎの内臓やエラに生息する細菌です。ボツリヌス菌が産生する毒素は、筋肉の麻痺や呼吸困難を引き起こし、最悪の場合は死に至ることも。
・ヒスタミン
うなぎが死後時間が経つと、体内のヒスチジンというアミノ酸がヒスタミンという物質に変化します。ヒスタミンは、蕁麻疹、頭痛、吐き気などの症状を引き起こすことがあります。
うなぎの食中毒を防ぐためには、以下のようなことに注意しましょう。
- 新鮮なうなぎを選ぶ
- うなぎを十分に加熱する(中心部が70度以上になるまで加熱する)
- うなぎの内臓やエラは食べない
- うなぎは作ってすぐに食べる
もし、うなぎを食べた後に以下のような症状が出たら、すぐに病院を受診してください。
- 激しい腹痛
- 嘔吐
- 下痢
- 蕁麻疹
- 頭痛
- 吐き気
- 筋肉の麻痺
- 呼吸困難
うなぎは美味しい魚ですが、食中毒には注意が必要です。ちょっとしたことで食中毒を防ぐことができますので、ぜひ参考にしてください。