なすなかにし那須、復活の瞬間

叶わない夢はない、と信じていた。しかし、ずっと叶えられなかった夢があった。それは、「なすなかにし」としての復活。
なすなかにしは、千鳥のノブと同じく吉本興業広島事務所に所属していたお笑いコンビ。2人とも、吉本興業東京本社に所属する東京吉本に拠点を移し、ノブは千鳥として、那須晃行と中西茂樹は「なすなかにし」としてそれぞれに活躍していた。
しかし、2019年、なすなかにしは解散。中西がコンビを辞めることになったのだ。
その理由については、本人が語っているように、お笑いのスタイルの違いや今後のキャリアに対する思いの違いなど、様々なものが重なった結果だったようだ。
解散から約3年経った2022年10月、なすなかにしの復活が発表された。
このニュースを聞いた時、私は本当に驚いた。そして、とても嬉しかった。
なすなかにしは、私が小学生の頃に初めて見たお笑いコンビだった。彼らの漫才は、シュールさとテンポの良さが絶妙にマッチしていて、いつも爆笑していた。
解散後は、2人ともそれぞれに活動していたが、やはり「なすなかにし」というコンビでの漫才が見たかった。
復活を発表した記者会見で、中西が「『なすなかにし』が解散した時に、お笑いに対する情熱がなくなっていた。でも、那須が連絡をくれて、一緒に漫才をやろうと言ってくれた。その言葉に、お笑いに対する情熱が再び湧いてきた」と話していたのが印象的だった。
なすなかにし
那須と中西は、それぞれが39歳と40歳という年齢になった。今さらコンビを復活させる必要はないかもしれない。それでも、2人は「なすなかにし」として再び舞台に立つことを選んだ。
夢を叶えるには、決して遅すぎることはない。
なすなかにしの復活は、そのことを教えてくれた。
彼らの漫才は、以前よりもさらにパワーアップしていた。シュールさとテンポの良さは健在で、さらに磨きがかかっていた。
復活後初の単独ライブでは、観客が総立ちで拍手喝采を送っていた。
なすなかにしは、解散という辛い経験を乗り越えて、再びお笑いの舞台に帰ってきた。彼らの漫才は、そんな彼らの強い意志と情熱が込められている。
なすなかにし、本当におかえりなさい。
そして、これからもずっと、私たちに笑いを届けてください。
なすなかにし復活のきっかけは那須の誘いだった

中西は解散当初、お笑いに対する情熱を失っていた

復活後の漫才は、以前よりもさらにパワーアップしていた

復活後初の単独ライブでは観客総立ちの拍手喝采

なすなかにしは、解散の辛い経験を乗り越えて帰ってきた

なすなかにしの復活を機に、私も夢を叶えるために頑張ろうと思う。
夢は、叶わないと思っている限り、叶わない。
なすなかにしを見ていると、そんな風に思える。