めいちゃん

「めいちゃん」と呼ぶと、どこからともなく現れる。つぶらな瞳でこちらを見つめ、小さな前足を合わせて座ると、私のお腹の上で丸くなる。ゴロゴロと喉を鳴らしながら、まるで私を安心させてくれるかのように、私の胸に寄り添う。

めいちゃんは、私が飼っている11歳のメス猫。保護施設で出会ったとき、彼女はわずか4カ月の子猫だった。甘えた声で「にゃあ」と鳴き、私の腕の中で眠りこける姿があまりにも可愛らしく、私はすぐに心を奪われてしまった。

それからというもの、めいちゃんは私にとってかけがえのない存在になった。仕事で疲れて帰ってきたとき、いつも玄関で出迎えてくれて、その小さな足音で心も体も癒される。冷え込んだ夜には、私の布団の中に入ってきて、丸くなって眠る。寝息が聞こえ、体温を感じると、孤独や不安がスーッと消えていく。

めいちゃんは単なるペットではない。家族だ。私の喜びも悲しみも、いつも一緒に共有してくれる。私が落ち込んでいるときは、いつもそばに寄り添い、私に寄り添うかのように、私の手や足を舐めてくれる。そんなとき、私はいつも慰められる。たとえどんなに辛いことがあっても、めいちゃんがいる限り、乗り越えていける気がする。

これからも、めいちゃんと一緒に、たくさんの思い出を作っていきたい。いつまでも一緒に、幸せに過ごしていけたらいいなと思います。

めいちゃん、ありがとう。愛してるよ。