今、日本中でコロナ感染が急増していますが、それに伴い、手足口病の患者数も爆発的に増加しています。手足口病は、主に夏に流行する感染症ですが、今年はコロナの影響で例年より早く流行が始まり、全国的な大流行となっています。
手足口病は、ウイルスによって引き起こされる感染症で、主に乳幼児や小さな子供に多く見られます。症状としては、発熱、喉の痛み、口内炎、手足に水ぶくれができるのが特徴です。通常は軽症で、数日で治りますが、まれに重症化することもあります。
コロナと手足口病は、どちらもウイルス感染症ですが、症状が異なります。コロナは、主に呼吸器系の症状が現れますが、手足口病は、皮膚や口内などに症状が現れます。また、コロナは感染力が非常に強く、手足口病は比較的感染力が弱いです。
しかし、コロナの感染拡大により、手足口病の感染リスクが高まっています。その理由は、コロナ感染者の中には、無症状のまま手足口病のウイルスを保有している人がいるためです。こうした人は、手足口病の症状が出ませんが、ウイルスを人にうつすことができます。
手足口病を防ぐためには、以下のような対策が有効です。
また、手足口病を発症した場合は、早めの受診が大切です。抗ウイルス薬などの治療法はありませんが、症状を緩和するための対症療法が行われます。
コロナの流行により、手足口病の感染リスクが高まっています。手洗いやマスク着用など、基本的な感染対策を徹底し、手足口病の予防に努めましょう。