ゴールデングラブ賞:守備のスペシャリストを讃える




プロ野球の年間表彰で、守備の優秀な選手に贈られるゴールデングラブ賞。毎年、新聞やテレビ・ラジオなどのプロ野球担当記者による投票で選ばれるこの賞は、守備のベストナインとも呼ばれています。
ゴールデングラブ賞は、卓越した守備技術でチームの勝利に貢献した選手を表彰するもの。守備力の高さをはかる指標は、年間を通しての無失策や守備率、レンジファクターなどの数値データだけでなく、ファインプレーの数やフィールディングの安定感など、総合的に判断されます。
この賞は、1972年に創設され、今年で53回目を迎えます。これまでに多くの名選手が受賞しており、通算最多受賞者は9度の山田哲人選手(ヤクルト)です。また、連続受賞記録は12年の石井琢朗選手(ロッテ、ヤクルト)が保持しています。
ゴールデングラブ賞は、投手以外の守備位置ごとに1名ずつ、セ・パ両リーグから選出されます。各ポジションの守備のスペシャリストたちが名を連ねる、まさに守備のベストナイン。受賞すれば、その選手の守備力がいかに優れているかを物語っています。
ゴールデングラブ賞の受賞は、選手にとって大きな名誉であり、誇りです。ファンからも高い評価を受けるこの賞は、守備の重要性を改めて認識させてくれます。今年も、どの選手がゴールデングラブ賞に輝き、チームを勝利に導くプレーを見せてくれるのか、楽しみに待ちましょう。