バブルガムフェロー




いやー、このバブルガムフェローって馬、本当におもしろい馬だったよね。
バブルガムフェローってのは、1990年代半ばに活躍した競走馬で、通称は「ガム」。とにかく強くて、3歳時には朝日杯3歳ステークスをレコード勝ちして、当時の3歳馬の頂点に立ったんだ。
でも、ガムの魅力ってのは、強さだけじゃないんだ。なんといっても、その破天荒な性格が最高だった。
まず、とにかく怒りん坊でね。調教とかで気に入らないことがあったら、すぐに威嚇してきたり、噛みついたりしてた。調教師も手を焼くくらいだったみたいだよ。
それでいて、すぐにへこたれちゃうっていうね。レースでも、ちょっとでも不利なことがあったりすると、すぐやる気をなくしちゃう。勝てるレースでも、最後の直線で失速しちゃうことがあったんだ。
でも、そのへこたれっぷりがまたかわいかった。まるで、子供みたいにぷりぷり怒ったり、へそを曲げたりしてたから、見ているこっちが「大丈夫かな?」って心配になっちゃうこともあったよ。
でもね、そんなガムにも、根性のある一面があったんだ。あの有名な天皇賞(秋)では、直線で不利な位置にいたのに、馬群を割って外から豪快に差し切って優勝した。このレースは、ガムの代表作として今でも語り継がれてるんだ。
結局、ガムは故障もあって、思うような成績を残せないまま引退したんだけど、今振り返ってみると、本当にすごい馬だったなって思う。強くて、面白くて、人間味があって。そんなガムが、今でもファンの心に残ってるんだ。
だから、もし君が競馬に興味を持ったことがあるなら、ぜひバブルガムフェローのことを調べてみてほしい。日本競馬史に燦然と輝く、一頭の破天荒な名馬に出会えるよ。