ヒートショックとは?




ヒートショックってなに?

寒い冬、暖かいお風呂に入った後に、急いで寒い脱衣所や洗面所に出た瞬間、"グッ"と心臓が縮むような感覚がしたことはありませんか?これがヒートショックです。浴室から急激に気温が低下すると、血管が収縮して血圧が急上昇。これが心臓や血管に大きな負担をかけて、最悪の場合、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険な状態です。

どんな人がなりやすい?

一般的には、高齢者や基礎疾患のある人、飲酒後に血管が拡張している人、疲れやストレスで血圧が不安定な人などがかかりやすいとされています。若い人でも、寒冷刺激に慣れていない人は注意が必要です。

予防するには?

ヒートショックを防ぐためには、以下のことに注意しましょう。

  • 浴室と脱衣所・洗面所の温度差を小さくする
  • お風呂に入る30分前に部屋を暖める
  • 湯温は41℃以下にし、長湯を避ける
  • 脱衣所や洗面所に暖房器具を設置する
  • お風呂から出るときは、ゆっくり立ち上がる

もしヒートショックが起きたら?

ヒートショックが起きたら、以下の応急処置を行ってください。

  • すぐに横になる
  • 心臓マッサージや人工呼吸はしない
  • 暖かい毛布を掛ける
  • 救急車を呼ぶ

寒い冬はヒートショックの危険が高まります。命を守るためにも、予防を心がけましょう。