三菱UFJ銀行の金庫から巨額の金品を盗んだ今村由香理容疑者の素顔




「お金は人の心を狂わせるって言うけど、まさかここまでとは……」
 三菱UFJ銀行の練馬支店に勤務する今村由香理容疑者(46)は、昨年9月ごろ、同支店の貸金庫に男性客2人が預けていた金塊約20キロ(約2億6000万円相当)を盗んだ疑いで逮捕された。
 今村容疑者は、銀行員として勤続25年以上。支店長代理を務めるなど、評価も高かったという。しかし、捜査関係者によると、今村容疑者は競馬やFX取引などギャンブルにハマり、借金が膨らんでいたという。
 「自転車操業」を続けるうち、今村容疑者は顧客の金品に手を染めるようになってしまった。貸金庫から金塊を盗んだ後、今村容疑者は質屋に持ち込み、約1億5000万円で売却していた。
 今村容疑者の逮捕を受けて、三菱UFJ銀行は「このような事態を引き起こしたことを深くおわび申し上げます。顧客の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことについては、心よりお詫び申し上げます」とのコメントを発表した。
 今村容疑者の素顔を知る関係者は、「真面目な人で、仕事もよくできた。ギャンブルにハマるなんて信じられない」と驚きを隠せない。
 お金の誘惑に負けて、道を踏み外してしまった今村容疑者。その心の闇は、今後明らかになっていくのだろうか。