上沼恵美子, 芸能界の酸いも甘いも味わいつくした大御所
大阪のおばちゃん, お茶の間を魅了する
芸能界の大御所として君臨する上沼恵美子さんは, その歯に衣を着せない毒舌と温かい愛情で多くの視聴者に親しまれています。
大阪府で生まれ, 高校卒業後すぐに吉本新喜劇に入団しました。その後, 漫才コンビ「海原かける・めぐみ」を結成し, 人気を博しました。漫才師として活躍する傍ら, 歌手としてもデビューし, 「大阪恋時雨」などのヒット曲で知られています。
1990年代からは, バラエティ番組の司会やトーク番組への出演を積極的に行うようになり, その歯に衣を着せない発言と大阪のおばちゃんならではのお節介で, お茶の間を沸かせてきました。
上沼さんの番組で印象的なのは, ゲストへの鋭い突っ込みと温かい愛情です。ゲストのプライベートな話を引き出し, 時には鋭く批判することもありますが, それはゲストへの愛情の裏返しです。上沼さん自身が芸能界の酸いも甘いも味わっているからこそ, ゲストの抱える悩みや葛藤を理解し, 時に厳しく, 時に優しくアドバイスを送るのです。
そんな上沼さんには, 芸能界でも多くのファンがいます。ダウンタウンの松本人志さんは, 上沼さんを「バラエティ界の申し子」と評しており, タレントの明石家さんまさんは「上沼さんは芸能界の母」と語っています。
上沼恵美子さんは, 大阪のおばちゃんらしく, 飾らず, 素直に自分の意見を言う女性です。それが時に賛否両論を生むこともありますが, その歯に衣を着せない毒舌と温かい愛情は, 多くの人々に愛されています。芸能界の大御所として, これからもお茶の間を魅了し続けてくれることでしょう。