皆さん、上腸間膜動脈症候群って聞いたことありますか?私は最近まで知りませんでしたが、実は知らないうちに苦しんでいる人が多い病気なんです。
上腸間膜動脈症候群は、十二指腸の最初の部分である十二指腸球部が、上腸間膜動脈という血管に圧迫されてしまう病気です。すると、食べ物や胃液が十二指腸球部を通過しにくくなり、腹痛や嘔吐などの症状が現れます。
こんな症状はありませんか?これらは上腸間膜動脈症候群の典型的な症状です。でも、これらの症状は他の病気でも見られるので、なかなか診断が難しいのが現状です。
もし、上記のような症状がある場合は、一度病院を受診して検査を受けることをお勧めします。検査方法は、レントゲンや造影剤を用いたCT検査などがあります。また、胃カメラを挿入して十二指腸球部の圧迫具合を確認することもあります。
上腸間膜動脈症候群の治療は、主に保存療法と手術療法があります。保存療法は、薬物治療や食事療法などを行います。一方、手術療法は、圧迫している上腸間膜動脈を解放する手術を行います。
上腸間膜動脈症候群は、早期発見・早期治療が重要です。放置すると、十二指腸球部の閉塞が進行して、栄養不良や脱水症状を起こすこともあります。また、長期間にわたって圧迫が続くと、十二指腸に潰瘍ができてしまうこともあります。
ですから、もし上記のような症状がある場合は、我慢せず早めに医療機関を受診してください。早期に発見して適切な治療を受ければ、症状は改善されます。
<私の体験談>
実は私も、数年前に上腸間膜動脈症候群と診断されました。ずっと原因不明の腹痛に悩まされていましたが、病院を受診して検査を受けたところ、上腸間膜動脈が十二指腸球部を圧迫していることが判明しました。
最初は薬物治療を受けましたが、症状が改善しなかったので、手術を受けることにしました。手術は無事成功し、術後はすぐに症状が改善されました。今では何不自由なく生活を送れています。
上腸間膜動脈症候群は、決して珍しい病気ではありません。もし、上記のような症状がある場合は、ぜひ一度医療機関を受診してください。早期発見・早期治療が、あなたの健康な生活を守ることにつながります。