下村博文

　今朝、目覚めると、妙に穏やかな心持ちだった。昨晩、１冊の本を読み終えたせいかもしれない。それは、私が長年尊敬している政治家、下村博文さんの半生を描いたものだった。
下村さんは、群馬県の農家に生まれ、貧しい生活の中で育った。それでも、勉強を続け、早稲田大学の教育学部を卒業。その後、東京都議会議員を経て、国会議員となった。
　私が下村さんに惹かれるのは、その誠実さと信念の強さだ。彼の政治家としての原点は、子どもの頃から経験した「貧困」にある。彼は、誰ひとり取り残されることのない、公正で豊かな社会の実現を目指して、今日まで政治の道一筋に歩んできた。
　下村さんの著書の中で、私が特に印象に残っているのは、次の一節だ。
　「政治とは、人の命と暮らしを守るものだ。そのために、たとえ逆風の中であっても、自分が正しいと信じる道を貫く勇気を持たなければならない。」
　この言葉に、私は政治家としての志の高さを感じた。今の時代、政治家は時に国民の厳しい批判にさらされる。そんな中でも、自分の信念を曲げずに、国民のために尽くす――下村さんは、そんな政治家でありたいと強く願っている。
　下村さんは、現在、衆議院で文部科学大臣を務めている。私は、彼がこの国の子どもたちや教育の未来のために、これからも尽力してくれることを心から願っている。