世界メンタルヘルスデー




10月10日は世界メンタルヘルスデーです。この日に世界中で、メンタルヘルスに関する啓発活動や、精神疾患に対する偏見や差別をなくすためのキャンペーンが行われます。
メンタルヘルスは、私たちの生活の中でとても重要なものです。でも、精神疾患を抱えていることを告白することは、まだ恥ずかしいことだと考える人がたくさんいます。
このため、精神疾患で苦しんでいる多くの人が、助けを求めることをためらっています。その結果、症状が悪化したり、自殺を考えるようになったりする人もいます。
世界メンタルヘルスデーは、こうした状況を変えるためにつくられました。この日に、メンタルヘルスについてオープンに話し合い、精神疾患に対する偏見や差別をなくすことが目的です。
今年は、世界メンタルヘルスデーのテーマは「職場におけるメンタルヘルス」です。職場は、メンタルヘルスに大きな影響を与えます。ストレスの多い環境や長時間労働によって、精神疾患を発症したり、症状が悪化したりする人もいます。
一方、職場がメンタルヘルスフレンドリーな環境であれば、従業員のメンタルヘルスを保護し、生産性を向上させることができます。
今年のテーマは、職場におけるメンタルヘルスについて考えるきっかけになります。そして、よりメンタルヘルスフレンドリーな職場環境をつくるために、私たちができることを考えるきっかけにもなります。
世界メンタルヘルスデーには、さまざまなイベントやキャンペーンが行われます。ぜひ、近くのイベントに参加したり、キャンペーンを支援したりしてください。
そして、メンタルヘルスについてオープンに話し、精神疾患に対する偏見や差別をなくすことに協力してください。