今年の漢字 2024

今年もまた、年末が近づいてまいりました。そろそろ、恒例である「今年の漢字」が発表される時期となってきました。今年は一体どのような漢字が選ばれるのでしょうか。
ここ数年は、災害や経済的な不安定さなど、世の中は何かと暗いニュースが多いように感じられます。そんな中でも、人々の心を明るく照らしてくれた人物や出来事も多くあったはずです。
個人的には、今年を振り返ると「金」という漢字が浮かび上がってきます。東京五輪で日本勢が大活躍し、メダルの数を増やしたことは記憶に新しいところです。また、大谷翔平選手がメジャーリーグで活躍し、アジア人選手として前人未到の記録を打ち立てました。さらに、将棋の藤井聡太五冠が、最年少でのタイトル獲得記録を塗り替えました。
こうした明るい話題だけでなく、残念ながらショッキングな事件や事故も数多くありました。ロシアによるウクライナ侵攻は、世界に大きな衝撃を与えました。また、韓国で発生したハロウィンでの事故では、多くの人が犠牲になりました。
2024年は、こうした「光」と「影」が混在した1年だったと言えるでしょう。今年を表す漢字として「金」が選ばれるとすれば、それには明るい話題と暗い話題のどちらもが込められているように思います。
「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会によって、毎年12月12日に京都の清水寺で発表されます。発表されるまであと少しとなりました。一体どのような漢字が選ばれるのか、楽しみにお待ちいただければと思います。