「やっと恩返しできました」と涙の初優勝
2023年3月12日、ダイキンオーキッドレディス最終日。神奈川県小田原市出身のプロゴルファー、佐藤心結がツアー初優勝を飾った。最終18番ホールでバーディーを奪い、トータル14アンダーでフィニッシュ。2位に2打差をつけての勝利となった。
佐藤は7歳からゴルフを始め、中学時代は陸上部に所属して砲丸投げに取り組んでいた。高校時代には強豪の明秀学園日立高校で活躍し、2021年にはプロテストに合格した。
プロ3年目となった今年は、初戦のダイキンオーキッドレディスから好調を維持。最終日も6バーディー、2ボギーの68で回り、優勝を手にした。トロフィーを手渡された瞬間、佐藤は涙を流して喜びを表した。
佐藤は優勝インタビューで、「やっと恩返しできました。応援してくださった皆さんに感謝しています」と語った。プロ入り以来、苦しい時期もあったが、諦めずに努力を続けた結果が実を結んだ瞬間だった。
佐藤の優勝は、2003年生まれの「ダイヤモンド世代」と呼ばれるゴルファーたちの台頭を示すものとなった。今後、女子ゴルフ界を牽引していく存在となることが期待されている。