六価クロム

皆さんは、「六価クロム」という物質をご存知でしょうか？化学物質と聞くとあまり良いイメージを持たれない方が多いかと思いますが、実は私たちの身の回りに身近な物質なのです。

六価クロムとは？

六価クロムは、クロムという元素が六価の状態で存在する化合物です。無色無臭の結晶で、水に溶けると黄色になります。古くから染料や防腐剤として使用されてきましたが、近年ではその毒性が問題視されています。

六価クロムの危険性

六価クロムは、発がん性、皮膚刺激性、呼吸器系障害などが認められています。特に、肺がんのリスクが高いことが知られています。また、摂取すると腎臓や肝臓にもダメージを与える可能性があります。

六価クロムはどこにある？

六価クロムは、さまざまな製品に使用されています。

• 染料（布や革製品など）
• 防腐剤（木材や紙製品など）
• メッキ（金属製品の表面処理）
• 皮なめし
• 化学工業（顔料や触媒など）

六価クロムから身を守るには

六価クロムへの曝露を避けることは難しいですが、以下のような対策をとることでリスクを軽減することができます。

• 六価クロムを含む製品の使用を避ける
• 換気をよくする
• 作業場では適切な保護具を着用する
• 六価クロムが混入した水や食品を摂取しない

最後に

六価クロムは身近な物質ですが、その危険性は十分に認識しておく必要があります。身の回りに潜む危険から自分を守るために、適切な対策をとりましょう。