南海トラフ大地震って、それほど怖いの?




南海トラフ地震ってよくニュースで聞くけど、実際、どれくらい怖いものなのだろう?
南海トラフとは、日本の本州の南側にある巨大な溝のこと。この溝に沿って、巨大地震が起こることが知られています。しかも、この地震は単発ではなく、30年〜100年ごとに繰り返されるという。
過去に起こった南海トラフ地震には、1707年の「宝永地震」、1854年の「安政東海地震」、そして1946年の「昭和南海地震」があります。どれもマグニチュード8以上の巨大地震で、甚大な被害をもたらしました。
昭和南海地震では、和歌山県で津波の高さは38メートルの記録が残っています。この津波は、街のほとんどを破壊し、死者行方不明者は3,000人以上に上りました。
南海トラフ地震は、地震だけでなく、津波や地盤沈下、液状化などの災害を引き起こします。震源から遠い場所でも、大きな揺れや津波の影響を受ける可能性があります。
日本では、南海トラフ地震への備えが進められています。耐震基準が厳しくなり、津波避難訓練も行われています。しかし、それでも南海トラフ地震が来たら、甚大な被害が出ることは避けられないでしょう。
南海トラフ地震は、日本にとって大きな脅威です。政府や自治体が備えを進めているとはいえ、私たち一人ひとりが災害に備えておくことが重要です。