博多どんたく

博多どんたくといえば、博多の三大祭りの中でも最もにぎやかなお祭りで、毎年4月に行われています。期間中、博多の街は華やかな雰囲気に包まれ、たくさんの人でごった返します。
どんたくとは、中国語で「にぎやかな音楽」という意味で、平安時代に唐から伝来したものが起源と言われています。当時は、雅楽や舞いなどの芸能が披露され、人々が踊って楽しむお祭りだったそうです。
現在のどんたくは、大きく分けて4つの行事から成り立っています。一つ目は、4月3日に開催される「流舁き」。博多の各町がそれぞれ自慢の山笠を繰り出して博多の街を練り歩きます。山笠は、高さ6〜8メートルの巨大なもので、勇壮な姿が圧巻です。
二つ目は、4月4日に開催される「追い山ならし」。「流舁き」に参加した博多の各町が、順番に櫛田神社まで駆け抜け、舁き競争を行います。沿道には大勢の人が集まり、山笠を懸命に担ぐ舁き手の姿に声援を送ります。
三つ目は、4月3日から4月5日にかけて開催される「花自動車パレード」。博多の各町が趣向を凝らした花自動車を制作し、博多の街をパレードします。花自動車は、色鮮やかな花で飾られ、まるで動く庭のようです。
四つ目は、4月5日に開催される「どんたくパレード」。博多の各町が伝統芸能や民俗芸能を披露しながら、博多の街を練り歩きます。博多どんたくのクライマックスで、にぎやかで華やかなパレードが博多の街を盛り上げます。
博多どんたくは、博多の文化や伝統を肌で感じることができる素晴らしいお祭りです。ぜひ一度足を運んで、博多のエネルギーを体験してみてはいかがでしょうか。