台風 進路




台風って、台風って、どこから来るの? どうやってできるの? 誰が決めてるの?

そんな疑問を、気象のプロフェッショナルである筆者が、台風が誕生する仕組みや、その進路を左右する要因について、わかりやすく解説します。

そもそも台風って、何なの?

台風とは、熱帯低気圧のうち、最大風速が33メートル以上に発達したものを指します。熱帯低気圧とは、熱帯地方の海上で発生する低気圧のことです。

台風は、暖かい海面から水蒸気が大量に蒸発し、上昇して雲になります。この雲が渦巻き状になり、次第に発達して巨大な台風となります。

台風は、どこから来るの?

台風は、主に太平洋上の赤道付近で発生します。このあたりの海面は暖かく、水蒸気が豊富だからです。

台風がどのように発生するのか

  1. 海面から水蒸気が大量に蒸発する。
  2. 上昇した水蒸気が雲になる。
  3. 雲が渦巻き状になって発達する。
  4. 渦が大きくなり、低気圧が発生する。
  5. 低気圧がさらに発達して台風になる。

台風は、どのように進むの?

台風が進む方向は、いくつかの要因によって決まります。

地球の自転:地球が自転しているため、台風は北半球では右回り、南半球では左回りに進みます。
  • 風:台風は、周囲の風に乗って進みます。風向きによって、台風の進路が変化します。
  • 気圧配置:台風は、気圧の高い場所から気圧の低い場所に向かって進みます。
  • 海水温:台風は、暖かい海面から発生し、暖かい海面上を進むと勢力を維持できます。
  • 台風が日本に接近すると

    台風が日本に接近すると、気象庁が「暴風警報」や「大雨警報」などの警報や注意報を発令します。これらの警報や注意報が発令されたら、台風対策を早めに行いましょう。

    台風対策の基本は、以下の通りです。

    • 最新の台風情報を収集する。
    • 窓や戸をしっかり閉める。
    • 強風で飛散する可能性のあるものを屋内に移動させる。
    • 避難に必要な持ち物を準備する。(水、食料、貴重品など)
    • 役所の指示に従って、避難する場合には素早く避難する。


    台風は自然災害ですが、十分な準備をすれば、被害を最小限に抑えることができます。日頃から台風対策について家族や地域で話し合い、いざというときに備えておきましょう。