土用の丑




暑い日本の夏は、スタミナをつけることが重要ですよね。そこで登場するのが、「土用の丑」です。
  • 土用の丑とは?
「土用」とは、季節の変わり目の期間で、1年に4回あります。「丑の日」は十二支の2番目の干支で、約12日おきに巡ってきます。この2つが重なる日が「土用の丑」です。

なぜ土用の丑にウナギ?

実は、土用の丑にウナギを食べるようになったのは、江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿が「丑の日にはウナギを食うべし」というキャッチコピーを考案したことがきっかけなんだそうです。当時は暑さで体調が崩れやすくなる時期であり、ウナギの栄養価の高さからこれを食べる習慣が広まったと言われています。
  • ウナギの栄養価
ウナギはビタミンA、D、Eが豊富で、疲労回復や免疫力向上に役立つと言われています。また、良質なたんぱく質や、骨や歯を丈夫にするカルシウムも含まれています。

土用の丑にウナギを食べ過ぎない

ただし、ウナギは高カロリーなので、食べ過ぎには注意しましょう。1回に食べる量は、1人前150g程度が目安です。また、ウナギのタレには砂糖や醤油が多く含まれているので、かけすぎないように気をつけてください。
  • 土用の丑に食べる他の食べ物
ウナギ以外にも、土用の丑に食べるといいとされている食べ物があります。例えば、夏の暑さで失われやすいカリウムを補給できるキュウリや、滋養強壮効果のあるサンマなどが挙げられます。

まとめ

土用の丑は、栄養価の高いウナギを食べて暑気負けを防ぐ大切な日です。ただし、食べ過ぎには注意しましょう。旬の野菜や魚も合わせて摂って、バランスの取れた食事を心がけてくださいね。