岐阜城、北にある知られざる魅力




岐阜城と言えば、岐阜市街地を見下ろす金華山にあるのが有名ですが、実は北にも「岐阜城北」というスポットがあるのをご存知でしょうか?

岐阜城北は、岐阜城の北側に位置する丘陵地帯で、岐阜城とは別の山城跡が残っています。こちらは岐阜城よりも規模は小さいですが、その歴史は岐阜城と深く関わりがあります。

岐阜城北の歴史

岐阜城北は、戦国時代に斉藤道三が岐阜城を築いた際、その支城として築かれました。当時は「稲葉山城」と呼ばれており、斎藤氏の家臣である稲葉良通が城主を務めていました。

しかし、永禄11年(1568年)に織田信長が岐阜城を攻略した際、岐阜城北も落城しました。その後、岐阜城北は衰退し、次第に忘れ去られていったのです。

岐阜城北の見どころ

岐阜城北は現在は公園として整備されており、無料で散策することができます。公園内には、以下のような見どころがあります。

  • 岐阜城北曲輪跡:岐阜城北の中心部にあった曲輪(郭)の跡で、石垣の一部が残っています。
  • 稲葉良通の墓:岐阜城北の城主であった稲葉良通の墓で、公園内にひっそりと祀られています。
  • 山茶花園:公園内には約1000本の山茶花が植えられており、冬になると見事な花を咲かせます。

岐阜城北は岐阜城ほど知名度はありませんが、歴史好きやハイキング愛好家にはおすすめのスポットです。岐阜城の喧騒から離れ、静かな自然の中で岐阜の歴史を学ぶことができます。

アクセス方法

岐阜城北へは、長良川鉄道の北濃駅から徒歩約20分です。駐車場はないので、公共交通機関を利用することをおすすめします。

まとめ

岐阜城北は、岐阜城の知られざる魅力スポットです。岐阜城の歴史に触れながら、静かな散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?