平沢大河、西武移籍で再起に燃える

千葉ロッテマリーンズから埼玉西武ライオンズに移籍した平沢大河選手。2015年ドラフト1位で仙台育英高校からロッテに入団し、プロ9年目で初めて1軍出場がなかった昨季。環境の変化で心機一転を図り、再起に燃えている。

「プロになってからずっと苦しんで、自分自身に自信を持つことができなかったので、(西武への)移籍は挑戦だなと思っています。自信を持ってプレーできれば、結果もついてくると思うので、そこを一番に考えていきたい」

仙台育英時代には甲子園で活躍し、3番遊撃でプレー。高校通算37本塁打を放った強打が持ち味だ。ロッテではプロ入り当初から期待され、1年目から一軍出場を果たした。しかし、レギュラー定着には至らず、ここ数年は二軍暮らしが続いていた。

西武では、外野と内野のユーティリティープレーヤーとしての起用が期待されている。平沢選手は「守備に関しては、どこでも守れるように準備していますし、シートノックにも積極的に参加しています。少しでも早くチームに慣れて、試合に出られるように頑張りたい」と意気込みを語った。

西武には、同じ仙台育英出身の鈴木将平選手が在籍している。平沢選手は「鈴木さんとは高校時代にも仲良くさせていただいていて、今回も食事に誘っていただき、アドバイスも受けたりしました。頼れる先輩がいることは心強いですね」と笑顔を見せた。

新しい環境で再起を目指す平沢選手。その底力に期待したい。