明徳義塾の中にある隠れた誇り

明徳義塾と聞いて何を思い浮かべますか？甲子園常連の野球部、それとも厳しい進学実績？確かにそれらも素晴らしい点ですが、明徳義塾の魅力はそれらだけではありません。今回は、明徳義塾の中にひっそりと息づく、あまり知られていない側面にスポットを当ててみたいと思います。
緑豊かな自然の中で学ぶ喜び
明徳義塾の校舎は、高知県の山間部に位置しており、緑豊かな自然に囲まれています。敷地内には広大なグラウンドやテニスコートがあり、生徒たちは勉強だけでなく、のびのびと体を動かすことができます。この恵まれた環境が、生徒たちの健全な心身を育んでいます。
ある夏の暑い日、私は校舎の窓からグラウンドを眺めていました。灼熱の太陽の下でも、生徒たちは一生懸命に野球やサッカーの練習に励んでいました。彼らの汗ばんだ顔に浮かぶ真剣な表情に、スポーツを通して培われる忍耐力やチームワークの大切さを実感しました。
伝統文化に親しむ機会
明徳義塾では、茶道や華道などの伝統文化に親しむ機会が数多く用意されています。生徒たちは茶室で心静かに茶を点てたり、華道教室で花を美しく生けたりします。こうした活動を通して、日本の伝統文化の奥深さと美しさに触れ、豊かな感性を育んでいます。
私が初めて明徳義塾を訪れたとき、茶道部が練習している姿を見かけました。部員たちは正座で静寂の中、丁寧に茶を点てていました。その姿からは、礼儀作法の大切さだけでなく、日本の伝統文化を継承しようとする熱意が伝わってきました。
個性豊かな生徒たちとの交流
明徳義塾の生徒たちは、様々なバックグラウンドや個性を持った生徒が集まっています。野球部に所属している生徒もいれば、文化部に所属している生徒もいます。学業に打ち込む生徒もいれば、スポーツに打ち込む生徒もいます。多様な生徒との交流を通じて、生徒たちは他者の考え方を尊重し、協調性を養っています。
私は明徳義塾の生徒たちを「明徳っ子」と呼んでいます。明徳っ子は、礼儀正しく、親切で、自分の信念をしっかりと持っています。そんな明徳っ子たちと過ごす日々は、私にとってかけがえのない財産となっています。

明徳義塾の魅力は、野球部や進学実績だけではありません。緑豊かな自然の中で学ぶ喜び、伝統文化に親しむ機会、個性豊かな生徒たちとの交流など、隠れた誇りがたくさんあります。これらの誇りが、明徳義塾を生徒たちが誇りを持って通う、かけがえのない学び舎にしているのです。
明徳義塾に興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてください。この豊かな学び舎の雰囲気を肌で感じていただければ幸いです。