春高バレーの新星が誕生!秋本美空




今年の春高バレー、女子でひときわ輝いた選手がいました。共栄学園3年生の秋本美空選手です。

身長184cmの長身を生かしたパワフルなアタックと、コート全体に響き渡るガッツ溢れる声でチームを牽引。決勝の就実戦では42得点を挙げ、チームを19大会ぶりの優勝に導きました。

秋本選手の活躍はバレーボール界に大きな衝撃を与えました。なんと、あの全日本女子監督の眞鍋政義氏が今後日本代表に推薦する可能性を示唆するほどです。

そんな秋本選手ですが、バレーボールを始めたのは小学2年生。東京五輪で活躍した母の大友愛さんの影響で始めたのだそうです。しかし、当時はバレーボールよりもバスケットボールのほうが好きだったとか。

バスケからバレーに転向したのは中学1年生のとき。身長の高さを生かして先輩たちのスパイク練習でトスを上げていたところ、顧問の先生に「バレーの方が向いてる」と言われたことがきっかけです。

バレーに転向した当初は、体格を活かしたスパイクが武器でしたが、技術が未熟だったためチャンスは多くありませんでした。そこで、秋本選手は基礎を徹底的に鍛え上げたのです。

すると、徐々に安定感が増し、スパイクの決定力も向上。中学3年生の時には全日本U16の強化選手に選出されるまでになりました。

高校に入学後は、共栄学園のエースとして頭角を現します。1年生からスタメンで出場し、2年生ではインターハイ優勝を経験。そして3年生の今年は春高バレーで頂点に立ったのです。

秋本選手の魅力は、そのパワフルなプレーだけではありません。チームメイトからは「ムードメーカー」として慕われています。

「コートに入ったら誰よりも元気で、チームを明るくすることに徹しています。それでいて、責任感も強いキャプテンです」とチームメイトの一人は語っています。

秋本選手は、バレーボールを通して多くのことを学んできたと語っています。

「バレーボールを通して、仲間の大切さや、諦めないことの大切さを学びました。この経験をこれからの人生に活かしていきたいです」

女子バレーボール界の新たな星、秋本美空選手。今後の彼女の活躍から目が離せません。