春高バレー秋本美空

母と娘の絆が結ぶ頂点へ
日本高校バレーボール界の頂点を決める「春高バレー」。その舞台で、今大会最大の注目株として名を馳せたのが、共栄学園の秋本美空だ。
184cmの長身と抜群の身体能力を誇る秋本の最大の武器は、その攻撃力。相手ブロックをものともしない豪快なスパイクで、チームを牽引してきた。
その秋本に特別な想いを寄せる人物がいる。母の大友愛だ。元全日本女子代表として活躍した大友は、娘の成長を見守ってきた。
「努力していることは知っているけれど、上に行けば行くほど、その努力も大変になる。それでも、バレーボールが大好きなので、これからも頑張り続けてほしい」
母からの温かい言葉が、秋本の原動力となったことは間違いない。
決勝戦では、前回大会覇者・就実高校と対戦。秋本は持ち前の攻撃力を存分に発揮し、チームを19大会ぶりの優勝に導いた。
試合後、秋本は感極まった様子でこう語った。
「優勝できたことはすごく嬉しいです。母に日本一を報告するのが楽しみです。」
母と娘の絆が結んだ、輝かしい頂点。秋本の活躍は、これからも日本バレーボール界を盛り上げてくれることだろう。

春高バレー 秋本美空

春高バレー秋本美空