是枝裕和監督、「有吉の壁」出演秘話明かす「ディレクターの熱意がすげえ」

人気お笑い番組「有吉の壁」（日本テレビ系）に、是枝裕和監督が出演した。
是枝監督は、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞するなど、世界的に評価の高い映画監督。そんな是枝監督が、なぜバラエティー番組に出演したのか。
「有吉の壁」のディレクターが、是枝監督の大ファンで、熱心にオファーし続けたことがきっかけだったという。
「『いつか、こんな作品を作りたい』と思っていただけるなら、ぜひ出演をお願いしたい」と、何度も熱意をぶつけたという。
是枝監督は「ディレクターの熱意がすげえなと思った」と語り、出演を決めた理由を明かした。
「有吉の壁」では、是枝監督が映画のワンシーンを再現するコントに挑戦。
俳優のムロツヨシと松尾諭が、是枝監督の映画「万引き家族」のワンシーンを演じた。
是枝監督は、「いやー、もう、すごいですね。あの雰囲気を再現していただけて、本当に感動しました」と絶賛した。
ディレクターの熱意が実り、是枝監督の出演という夢のコラボレーションが実現した。

爆笑を誘う是枝監督のコント

是枝監督は、コントにも参加した。
コントでは、是枝監督が「映画監督」役を演じ、有吉弘行が「新人俳優」役を演じた。
是枝監督が有吉に演技指導をするという内容で、是枝監督の独特の言い回しが笑いを誘った。
「もっと、こう、柔らかくしゃべってほしいな」
「表情が固いね。もっと、リラックスして」
有吉も、是枝監督の演技指導に戸惑いながらも、一生懸命に応えていた。
コントの最後には、是枝監督が「オーケー、いいよ」と言って、有吉の演技を絶賛した。
有吉は「やったー！」と喜び、是枝監督は「いやー、よかった」と満足げな表情を浮かべていた。

是枝監督の意外な一面

「有吉の壁」での是枝監督の姿は、映画監督としてのイメージとは少し違っていた。
普段は寡黙で真面目な印象がある是枝監督だが、「有吉の壁」では、饒舌にトークを繰り広げ、コントにも積極的に参加していた。
是枝監督の意外な一面を見ることができた「有吉の壁」。
映画監督という枠を超えた、是枝監督の新たな魅力を発見できたのではないだろうか。