『最高裁判所裁判官国民審査』って結局なんなの?




『国民審査』、なんとなく仕組みは知っているけれど、実際どういうものなのか、詳しくは知らない人も多いのではないでしょうか。実は私もその一人だったのです。そんな私が、『国民審査』についていろいろ調べてみました。

そもそも『最高裁判所裁判官国民審査』って?

最高裁判所裁判官に対して、国民が直接その職務にふさわしいかどうかを審査する制度です。つまり、裁判官を罷免するかどうかを国民が決めるという大切な制度なのです。

『国民審査』の仕組みは?

『国民審査』があるのは衆議院議員の総選挙の時。18歳以上で選挙権のある方は、裁判官が職務にふさわしいかどうかを投票で判断します。「罷免」の可否を投票用紙に記載し、投票箱へ。過半数が罷免に賛成すれば、その裁判官は罷免されるのです。

『国民審査』の意義は?

『国民審査』は、裁判官の職務遂行を国民が監視できる重要な制度。裁判官の権力が強くなりすぎないように、国民がブレーキをかける役割を果たしています。

『国民審査』の投票率は?

『国民審査』の投票率は総じて低めです。前回の『国民審査』ではわずか13.4%しかありませんでした。これは、制度の認知度が低いことや、投票の方法がわかりにくいことが原因ではないかとされています。

『国民審査』に注目が集まる今

実は、2023年の『国民審査』には注目が集まっています。憲法改正に関する議論が活発化している中で、憲法解釈に大きな影響力を持つ最高裁判所裁判官の罷免可否は、今後の憲法のあり方に大きく関わってくるからです。

『国民審査』に対する私の考え


『国民審査』は、国民が裁判所に対して直接関与できる貴重な制度です。たとえ投票率が低くても、一人一人が関心を持つことが大切です。国民の監視がなければ、裁判所は真に国民の代表とはなり得ないからです。
『国民審査』について、少しはご理解いただけましたか?次回の選挙では、ぜひ『国民審査』にも注目してみてくださいね。