月見団子

中秋の名月といえば、月見団子。美しい満月を眺めながら、家族や友人と味わう月見団子は格別です。

一口に月見団子といっても、地方によって形や作り方が異なります。関東では丸いお団子が一般的ですが、関西では里芋の形をした団子に餡を巻いたものが人気です。また、中にはカラフルなお団子や、中に餡が入ったものなど、バリエーションも豊富です。

月見団子の起源は、平安時代にまで遡ります。当時は、満月の夜にススキを供えて月を鑑賞する「観月会」が行われていました。この時、供えるお供え物が月見団子です。当時は、満月に見立てた白いお団子だったそうです。

月見団子の作り方は簡単です。上新粉にぬるま湯を少しずつ加えてこね、耳たぶくらいの柔らかさになったら丸く形を整えるだけです。沸騰したお湯に入れて浮き上がってきたら出来上がり。お好みのタレや餡を添えてお召し上がりください。

月見団子には、お酒やお茶がよく合います。お酒なら、清酒やワインがおすすめ。お茶なら、緑茶やほうじ茶がぴったりです。また、塩昆布や梅干しなどの漬物も一緒にいただくと、甘さとしょっぱさが絶妙なバランスになります。

今年は、中秋の名月にぜひ月見団子を作ってみてはいかがでしょうか。美しい月を眺めながら、家族や友人と思い出に残るひとときを過ごしてください。