東京女子医大 理事長 岩本絹子




東京女子医科大学の元理事長、岩本絹子氏が逮捕された。背任容疑での逮捕だ。

岩本氏は、大学の資金を不正に流用した疑いが持たれている。具体的には、大学の新校舎建設工事において、業者に1億1700万円を余分に支払った疑いがある。

岩本氏は、東京女子医科大学の理事長を2019年から2022年まで務めた。在任中は、大学の経営改革を進め、新校舎の建設にも取り組んだ。

しかし、岩本氏の経営手法は強引だったと指摘する声もあった。声を上げた職員は左遷や解雇されたという。また、岩本氏の私生活も派手だったと伝えられている。

岩本氏の逮捕は、東京女子医科大学にとって大きな衝撃を与えている。大学は現在、第三者委員会を設置し、今回の事件の調査を進めている。

岩本氏の逮捕は、大学のガバナンスの問題も浮き彫りにしている。東京女子医科大学は、創立以来、岩本家の一族が経営を握ってきた。このため、大学の経営は閉鎖的になり、ガバナンスが機能していなかったのではないかと指摘する声もある。

今回の事件をきっかけに、東京女子医科大学がガバナンスの強化に取り組むことが期待される。