東京23区といえば、新宿、渋谷、池袋など、誰もが知っている賑やかな街が浮かぶだろう。しかし、その中にも、意外な穴場スポットが隠れている。「東京15区」と呼ばれる、渋くてレトロな魅力あふれる区だ。
15区とは、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区、江東区、大田区、品川区、墨田区、世田谷区、杉並区、足立区、北区、板橋区、豊島区、練馬区のこと。都心から少し離れたこれらの区は、下町情緒が残り、庶民的な雰囲気が漂うのが特徴だ。
墨田区は、隅田川沿いに多くの観光スポットがある。東京スカイツリーやアサヒビール本社ビルなど、近代的な建造物がそびえる一方で、隅田公園の桜や亀戸天神の藤花など、自然の美しさを満喫することもできる。
足立区は、東京の中で最も下町情緒の残る区の一つだ。千住仲町通り商店街には、昔ながらの商店が軒を連ね、路地裏には江戸時代からの歴史を物語る古民家が残る。そんなディープな魅力が、足立区の醍醐味だ。
大田区は、羽田空港の玄関口であり、工業地帯としても栄える。しかし、その一方で、庶民的な生活感が漂うのどかな街並みも魅力だ。糀谷商店街や平和島商店街では、地元の人々が買い物や食事を楽しむ姿が見られる。
15区の魅力は、何も下町情緒だけではない。実は、穴場のグルメスポットもたくさんある。
足立区には、行列のできるラーメンの名店が数多くある。中でも有名なのが「ラーメン二郎」。そのボリュームとニンニクのパンチ力が、ラーメン好きを虜にする。
大田区は、激安グルメの宝庫だ。蒲田の「ニューナンヤ」は、モツ煮込みで有名で、500円以下で本格的な味が楽しめる。また、平和島の「あさひ」では、ボリューム満点の海鮮丼が1,000円以下で食べられる。
いかがでしたか?「東京15区」は、賑やかな都心とはまた違った、渋くてレトロな魅力にあふれたエリア。観光客に混じることなく、東京の庶民的な一面に触れてみてはいかがでしょうか。