一進一退の攻防、痛み分けに終わる
10月30日、日産スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第35節、横浜FMと浦和の対戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。この結果により、両チームとも勝ち点を43に伸ばし、順位は横浜FMが13位、浦和が12位となった。
立ち上がりから激しい攻防が繰り広げられたが、なかなか均衡を破ることができない。横浜FMは前半16分、エジガル・ジュニオが右サイドから上げたクロスにアンデルソン・ロペスが頭で合わせたが、惜しくも枠を外れた。
浦和も負けておらず、前半32分には伊藤敦樹が中央でボールを受け、右足で強烈なミドルシュートを放ったが、これもゴールとはならなかった。その後も両チームはチャンスを作るも、最後までゴールを奪うことができず、試合はタイムアップを迎えた。
この試合で印象的だったのは、横浜FMの守備の堅さだ。浦和の攻撃陣をしっかりと抑え込み、相手からシュートをわずか3本しか打たせなかった。特に、昨季から加入したDFチアゴ・マルチンスの活躍が目立った。好調な守備陣を武器に、横浜FMは残留争いに望みを繋いだ。
一方、浦和は勝ち点を失ったものの、連敗を3で止めた。チームは徐々に調子を上げてきており、残留争いではまだ十分にチャンスがある。今後の巻き返しに期待したい。