「櫻坂46」、新境地への扉を開く。




「櫻坂46」というグループをご存知だろうか。元々は欅坂46という名前で活動していたが、2020年に改名したアイドルグループだ。
欅坂46時代は「不協和音」や「サイレントマジョリティー」などのハードな曲調とシンクロした、力強いダンスが特徴だった。しかし、改名後の櫻坂46は一転して、より女性らしく洗練された雰囲気をまとっている。
その象徴が、2021年にリリースされた「流れ弾」という楽曲だ。切ないメロディーと美しいハーモニーが、櫻坂46の新たな一面を表現している。
個人的に、僕は欅坂46時代の彼女たちの音楽も好きだったが、櫻坂46になってからの変化にもワクワクしている。より幅広い層に受け入れられるようになり、グループとしても成長しているように感じられるからだ。
先日のライブで披露された「五月雨よ」という曲も、そんな櫻坂46の進化を感じさせてくれる一曲だった。
静かなイントロから始まり、徐々に盛り上がっていくメロディー。そして、メンバー全員が心を込めて歌う歌詞。櫻坂46が歩んできた道のりを振り返るような、エモーショナルなナンバーだ。
この曲の歌詞には「雨上がりに咲く花のように」という一節がある。櫻坂46もまた、欅坂46という嵐のような時代を経て、新たな花を咲かせようとしているのかもしれない。
彼女たちのこれからの活躍に、期待せずにはいられない。