風刺の効いた似顔絵で知られる漫画家・山藤章二さんが30日、老衰のため87歳で亡くなられました。
山藤さんは東京に生まれ、武蔵野美術学校を卒業後、広告会社に勤務しました。イラストレーターとして独立した後、週刊朝日で「ブラック・アングル」の連載を開始し、鋭い視点とユーモアに富んだ作品で人気を集めました。
山藤さんの作品は、政治家や芸能人など、時事的な人物をモチーフにすることが多く、その鋭い観察眼と辛辣な表現で注目されました。また、本の挿絵や広告イラストなど、さまざまな分野で活躍しました。
山藤さんの死は、日本の漫画界にとって大きな損失です。彼の作品は、社会を風刺し、笑いや考えさせられるものでした。その遺産は、これからも多くの人々に受け継がれていくことでしょう。
心よりご冥福をお祈りいたします。