箱根駅伝コース




箱根駅伝は、毎年1月2日から3日にかけて行われる大学駅伝の最高峰です。そのコースは、東京・大手町から神奈川県箱根町芦ノ湖まで、往路と復路合わせて217.1kmにも及びます。
このコースは、平坦な道から急峻な山道まで、さまざまな地形が入り混じっています。往路は、東京の街中を抜け、川崎市と横浜市を通過します。鶴見中継所から戸塚中継所までの区間は、アップダウンが激しい「戸塚の洗礼」として知られています。
箱根町に入ると、コースはさらに山深くなり、国道1号線の最高地点である標高874mまで駆け上がります。この区間は「山の神」と呼ばれる区間で、選手たちの足腰を限界まで追い込みます。
復路は、芦ノ湖からスタートし、小田原市と平塚市を通過します。平塚中継所から戸塚中継所までの区間は、平坦で直線が続く「平塚の直線」として知られています。戸塚中継所を過ぎると、コースは再び山道となり、大手町まで一気に駆け下りる「花の2区」へと続きます。
箱根駅伝コースは、選手の体力と精神力を極限まで試す過酷なコースです。しかし、沿道に集まる大勢の観客の声援が、選手たちの背中を押します。箱根駅伝は、日本中が熱狂するスポーツイベントであり、毎年多くのドラマが生まれています。