細谷真大「見えないものを見てきたんだ」




細谷真大(ほそや しんた)さん。
1982年生まれの40歳。
俳優として映画、舞台で活躍されています。
そして2019年、
「第24回読売演劇大賞」最優秀男優賞を受賞されました。
そんな細谷さん。
実は、「見えていない」といいます。
「視覚障害者」です。
細谷さんが視力を失ったのは、
14歳のときでした。
ある朝、目が覚めたら
両目が霞んで霧がかっているようだったといいます。
「何だろう?」
そう思った細谷さん。
近くの眼科に行きます。
そこで告げられたのは、
網膜色素変性症」という病気。
進行性の病気で、
進行すると失明してしまう病気でした。
「10代、20代で失明する」
そう宣告されます。
「これから先、どうしていいかわからない」
細谷さんはそう思いました。
それでも、
細谷さんは必死に「見える」ことをやめないと決めました。
高校は、普通の高校に通います。
大学も、早稲田大学に進学します。
そして大学時代、
演劇に出会います
「演劇って、目が見えなくてもできる」
そう感じた細谷さん。
演劇に「まるで吸い込まれる」ようにのめり込んでいきます。
大学卒業後は、
劇団「ナイロン100℃」のオーディションを受けます。
そして見事に合格
劇団員となります。
それから、
細谷さんは数々の舞台に出演します。
そして2019年。
「第24回読売演劇大賞」最優秀男優賞を受賞されたのです。
細谷さん。
見えない世界で、
「見える」ことをやめない
その強い意志が、
多くの人を感動させているのです。
细谷さん,あなたはすごい。
これからも,あなたのご活躍を期待しています。