聖和学園: 全寮制のキリスト教学校で過ごす日々




聖和学園は、沖縄県那覇市にある全寮制のキリスト教学校です。人間教育を重視した教育方針で知られており、生徒たちは寮生活を通して自立心や協調性を養います。私はこの学校に3年間通っていましたが、それは私の人生にとって忘れられない経験になりました。
寮生活は最初は戸惑いましたが、すぐに友達ができ、アットホームな雰囲気に慣れました。寮監の先生方はいつも私たちを気にかけてくれ、生活面でも勉強面でもサポートしてくれました。寮では、掃除や洗濯などの家事を分担する当番制があり、みんなで協力して生活を維持していました。
授業は少人数制で、先生方は一人ひとりの生徒に丁寧に向き合ってくれました。私は特に数学と英語が苦手でしたが、先生方が辛抱強く教えてくれたおかげで、徐々に理解できるようになりました。聖和学園では、スポーツにも力を入れており、私はバスケットボール部に所属していました。部活を通して、チームワークや忍耐力を学びました。
寮生活で最も印象に残っているのは、毎晩行われる礼拝です。礼拝では讃美歌を歌ったり、聖書の話を聞いたりします。私はもともと無宗教でしたが、聖和学園でキリスト教に触れ、信仰の大切さを知ることができました。礼拝は、一日の心を落ち着かせる貴重な時間でした。
また、聖和学園では多くの行事があり、それが寮生活をさらに充実させてくれました。体育祭や文化祭、修学旅行など、どれも楽しい思い出になっています。中でも忘れられないのは、学園祭です。学園全体が一体となって準備し、生徒たちが出し物や模擬店を運営します。私は劇に参加しましたが、本番では緊張してセリフが飛んでしまいました。でも、友達や先生方が温かく声援を送ってくれたおかげで、最後までやり遂げることができました。
3年間の聖和学園での生活は、私に多くのものを与えてくれました。自立心や協調性はもちろん、信仰心や忍耐力も養われました。また、かけがえのない友達もできました。聖和学園での経験は、私の人生の土台となり、今もなお私を支えています。
聖和学園は、単なる学校ではなく、かけがえのない青春時代を過ごすことができる場所です。全寮制という環境が、生徒たちを大きく成長させるのだと思います。キリスト教の精神が根付いたこの学校で、ぜひ多くの生徒が素晴らしい経験を積んでほしいと思います。