肺気胸




皆さん、「肺気胸」ってご存知ですか?
肺気胸とは、肺と胸壁の間に空気が入り込み、肺がつぶれてしまう病気のこと。咳やくしゃみ、重いものを持ち上げるなど、ちょっとした動作でもなる可能性があります。
私は10代の頃、一度肺気胸になったことがあります。その時のことは今でも鮮明に覚えています。
ある朝、急に左胸に激痛が走ったんです。息をするのも苦しくて、すぐに病院に駆け込みました。レントゲンを撮ると、肺が半分くらいつぶれていました。
「肺気胸です」と言われ、その場で胸腔ドレナージという管を挿入されました。胸腔ドレナージとは、肺と胸壁の間にたまった空気を抜くための処置です。
管を入れた後は、痛みも和らぎ、一安心。でも、管が胸から出ているのは気持ち悪かったですし、お風呂にも入れないし、日常生活に不便を感じました。
数日で空気は抜け、管も抜くことができました。でも、またなるんじゃないかと不安で、しばらくは重いものを持ち上げたり、激しい運動をしたりするのが怖かったです。
肺気胸は命に関わる病気ではありませんが、軽視はできません。ちょっとした動作でもなる可能性がありますし、痛みもかなり強いです。
もし、胸に突然の痛みを感じたら、すぐに病院を受診してください。早期発見・早期治療が大切です。
肺気胸は決して珍しい病気ではありません。身近にもなった人がいるかもしれません。もし、なった人がいたら、無理をさせないように優しく見守ってあげてください。