西武ドラフト2位・渡部聖弥が語る、プロ入りまでの道のりと目標



渡部聖弥

広島県府中市出身の渡部聖弥は、2024年のドラフト会議で西武ライオンズから2位指名を受けました。広陵高校時代には甲子園に出場し、大阪商業大学では関西大学野球リーグを代表する強打者として注目を集めました。
幼い頃からプロ野球選手になることを夢見ていた渡部は、市立南小1年から府中南少年野球クラブで野球を始めました。中学時代は府中第一中でプレーし、高校は名門・広陵高校に進学しました。
広陵高校では1年時からベンチ入りし、2年春の甲子園に出場。高校通算30本塁打を記録し、プロ注目の選手となりました。しかし、3年夏の甲子園は新型コロナウイルスの影響で中止となり、無念の卒業となりました。
高校卒業後は大阪商業大学に進学し、1年春からレギュラーに定着。鋭いスイングで逆方向へも長打を運ぶ右の好打者として、関西大学野球リーグで活躍しました。2年秋にはリーグ新記録となるシーズン5本塁打を記録し、西武ライオンズから2位指名を受けました。
西武入団が決まった渡部は、「プロ野球選手になるという夢が叶って本当に嬉しいです。1年目から開幕一軍を目指し、チームの勝利に貢献したいです」と決意を新たにしました。
渡部の持ち味は、広角に長打を打てる打撃力と、三塁と外野をこなす守備のユーティリティ性です。また、50メートル6秒0の俊足も武器です。
西武の辻発彦監督は、「渡部はパンチ力のある打者で、守備範囲も広い。将来の三番打者候補として期待しています」と期待を寄せています。
渡部自身は、「プロの舞台で自分の力を試すのが楽しみです。チームの勝利に貢献できるよう、毎日一生懸命練習したいと思います」と語りました。
西武ライオンズは、近年低迷が続いており、2024年はリーグ最下位に終わりました。渡部はチームの若返りを担う期待の星として、来シーズンから一軍で活躍が期待されています。
広島県出身の渡部聖弥が、西武ライオンズの救世主になれるか。今後の活躍に注目が集まります。