警視庁、時価総額1兆円の仮想通貨取引所「トケマッチ」の運営者を指名手配



トケマッチ 指名手配


仮想通貨界に激震!

警視庁は8月10日、仮想通貨取引所「トケマッチ」の運営者である山田健太容疑者(35)を詐欺と出資法違反の疑いで指名手配した。

トケマッチは2018年に設立された仮想通貨取引所。当時から手数料の安さと独自の仮想通貨「トケマッチコイン」の発行で注目を集め、急速に成長していた。

しかし、今年7月に突如として閉鎖。預託されていた仮想通貨がすべて消滅し、関係者との連絡も途絶えた。被害総額は1兆円以上に上るとみられている。

警視庁は、山田容疑者が経営していた別会社から不正に資金を流用していた疑いがあるとみている。山田容疑者は現在海外に逃亡中とみられ、国際刑事警察機構(ICPO)にも手配を依頼している。

トケマッチコイン急落

トケマッチの閉鎖を受け、トケマッチコインの価格は急落している。取引所での価格は一時、数円まで下落。時価総額も100億円以下まで落ち込んだ。

仮想通貨取引所の経営陣が逮捕・指名手配されるのは異例。今回の事件は仮想通貨業界に大きな衝撃を与え、投資家から不安の声が上がっている。

警視庁は捜査を急いでいるが、山田容疑者の行方は依然として不明だ。関係者の協力と情報提供を呼びかけている。