郡山市で結核が発生



郡山市結核集団感染

福島県郡山市で、高齢者施設34名、医療機関職員1名が結核に感染している集団感染が判明しました。

結核は結核菌が引き起こす感染症で、主に肺に感染します。症状は咳、痰、発熱、倦怠感などです。結核は空気感染するため、感染者のせきや咳によって飛び散った結核菌を吸い込むことで感染します。

郡山市では、高齢者施設34名が結核に集団感染しています。このうち4名が発症しており、現在は治療を受けています。また、別の医療機関でも60代の男性職員1名が感染し、発症しています。
市では、感染した施設や医療機関の消毒や、濃厚接触者の検査などを実施しています。また、市民に対して、結核に対する注意を呼びかけています。

結核を予防するには、以下のことに注意することが重要です。
* 定期的なBCGワクチン接種
* 縛りマスクをしていた結核患者の近くで過ごす時間の短縮
* 換気をよくする
* 咳エチケットを守る(咳やくしゃみをする際には、口と鼻をハンカチやティッシュで覆う)

結核が疑われる症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。早期発見・早期治療が大切です。

結核は重篤な病気ですが、適切な治療を受ければ治すことができます。郡山市のみなさまは、結核に対する正しい知識を持ち、予防に努めてください。