毎年1月にテレビで放送される「全国都道府県対抗男子駅伝」は、全国の都道府県から選抜されたランナーがたすきをつないで争う駅伝レースです。
駅伝が面白い理由は、個人競技では味わえないチーム力とドラマ性にあります。チーム力とは、選手同士が互いに助け合い、たすきをつなげようとする姿です。ドラマ性とは、レース中に思わぬ展開が起こったり、選手が怪我や病気で苦しんだりする姿があったりすることです。
都道府県対抗男子駅伝の魅力は、出場選手が全員、トップクラスのランナーであることです。また、各都道府県代表の選手が出場するため、郷土意識をかき立てられます。さらに、レースが正月に行われるため、お正月気分を盛り上げます。
都道府県対抗男子駅伝には、数々の感動的なレースが刻まれています。例えば、2013年の大会では、北海道代表の大迫傑選手が、アンカー区間で劇的な逆転優勝を果たしました。また、2017年の大会では、埼玉県代表の設楽悠太選手が、レース終盤で失速しながらも必死にゴールまで走り切りました。
今年度の大会は、新型コロナウイルスの影響で延期されていましたが、1月16日に開催が決定しました。今年は、大迫傑選手が鹿児島県代表として出場することが話題になっています。大迫選手は、2020年の東京オリンピックでも活躍した日本を代表するランナーです。
都道府県対抗男子駅伝は、チーム力、ドラマ性、郷土意識が詰まった、感動的な駅伝レースです。今年の大会も、どんなドラマが生まれるのか、今から楽しみです。