釣りバカ日誌




釣り好きのサラリーマンと、釣りバカの社長との出会いを描く、国民的映画シリーズ「釣りバカ日誌」は、今や日本映画史に燦然と輝く大作だ。1988年に公開された第1作目から2009年公開の第22作目まで、22年間も国民に愛され続けた。
「釣りバカ日誌」の魅力は、何と言っても釣りキチの鈴木一之助(西田敏行)と、釣りバカの社長・浜崎伝助(三國連太郎)の凸凹コンビだ。鈴木は真面目で誠実なサラリーマンだが、釣りにかかると我を忘れる釣りキチ。一方の浜崎は、仕事はそっちのけで釣りばっかりしている、おちゃめな社長だ。
この正反対な2人が繰り広げる釣りや仕事、そして人間ドラマが、実に笑えて心温まる。特に、浜崎社長が鈴木に披露する「スーさん節」は、名物となっている。
また、「釣りバカ日誌」は、釣りを通じて描かれる人間関係も魅力だ。鈴木と浜崎の釣り仲間や、家族、同僚たちとの温かいふれあいが描かれており、それがこの映画を単なるコメディー以上の感動的な作品にしている。
「釣りバカ日誌」は、釣り好きな人だけでなく、釣りをしたことがない人でも楽しめる、家族みんなで楽しめる映画だ。笑いと涙、そして温かい人間ドラマが詰まったこの作品は、これからも長く愛され続けることだろう。