阿武咲、現役引退。

大相撲の阿武咲が現役引退を表明した。28歳、幕内在位42場所。
阿武咲は、青森県北津軽郡中泊町出身。阿武松部屋所属。本名、打越奎也。
2013年1月場所で初土俵を踏み、2017年5月場所で新入幕。同年7月場所では、初日から12連勝を飾って、新入幕からの優勝争いに加わった。結局、優勝はできなかったが、殊勲賞を受賞した。
その後も活躍を続け、2019年5月場所では新小結に昇進。小結には4場所在位した。
しかし、近年は右足の怪我に悩まされ、成績が下降していた。今場所は東十両10枚目で迎えたが、初日から4連敗を喫するなど、思うような相撲が取れていなかった。
18日、日本相撲協会に引退届を提出し、受理された。19日に記者会見を開き、引退の理由などを説明する予定だ。
阿武咲は、「戦える体ではなくなった」と引退の理由を語った。
阿武咲は、力強い相撲と、柔和な人柄で人気があった。惜しまれつつ、土俵を去ることになる。