風のような小田和正の「クリスマスの約束」




クリスマスが近づくと、例年TBS系で放送される「クリスマスの約束」という音楽特番が、今年は24年の歴史に幕を閉じました。
この番組は2001年にスタート。小田和正さんがシンガーソングライター仲間や若手アーティストとクリスマスの夜に音楽を奏でるというもので、毎年クリスマスの風物詩となって多くの人に愛されてきました。
私自身も毎年楽しみに観ていた番組の一つです。小田さんの優しい歌声や、アーティスト同士の温かな交流に心癒されるひとときでした。
番組がスタートした当初から、小田さんは「クリスマスの約束は、クリスマスの日にいい音楽を聴かせ、いい音楽を届ける番組」と話していました。
番組のテーマは「音楽を楽しむ」ということ。音楽のジャンルや世代を超えたアーティストたちが集まり、小田さんの音楽を中心に、思い思いの演奏を披露していました。
番組の中で小田さんは、いつも「これが最後のステージになるかもしれない」という気持ちで臨んでいると話していました。そして、その演奏からは、そんな一期一会の思いが伝わってきました。
私もそんな小田さんの音楽を聴くたびに、大切な人と共に過ごすクリスマスの時間を思い浮かべていました。
今年は番組の最終回ということもあって、小田さんは「寂しいけれど、きっとそれがいいと思ったのです」とコメントしていました。
番組が終了するのは残念ですが、小田さんの音楽がこれからも人々の心に響き続けることを願っています。そして、番組で流れた数々の名曲が、これからもクリスマスの夜を彩り続けてくれることを祈っています。