「高次脳機能障害」って知ってる?~身近に潜む見えない障害~
「高次脳機能障害」という言葉、聞いたことありますか?
実は、結構身近にある障害なんです。
高次脳機能障害とは、脳の損傷によって、記憶力、注意力、判断力などが低下したり障害が出たりする状態のことを言います。
例えば、こんな症状があることがあります。
- 物忘れがひどくなった
- 集中力が続かない
- 判断ミスや間違いが多くなった
- イライラしたり、感情を抑えられなくなった
- コミュニケーションが難しくなった
- 「あれ、なんだっけ?」が頻繁になった
- 仕事や家事がうまくできなくなった
- 興味や関心がなくなった
- やる気が出ない
一見すると「単なる歳のせい?」と思うような症状ですが、実は脳の損傷が原因かもしれません。
高次脳機能障害は、交通事故や脳卒中、脳腫瘍などの頭部への外傷や病気によって起こります。
症状は人によって様々で、軽いものから重度なものまであります。
高次脳機能障害は、目に見えない障害なので、周囲の人から理解されにくことがあります。
「ただの怠け者」「わがまま」「性格が悪い」なんて誤解されてしまうことも…
でも、本人はすごく悩んでいます。
だって、今までできていたことができなくなっちゃうんですから。
だからこそ、この障害についてもっと知って、正しい理解が広まってほしいんです。
高次脳機能障害は、適切なリハビリやサポートがあれば、症状が改善したり、生活の質を向上させることができます。
もし、自分や身近な人に、こんな症状があれば、一度専門医に相談してみてくださいね。
きっと、一緒に乗り越えていけます。
「高次脳機能障害」は、決して他人事ではありません。
自分の脳を守るためにも、そして、大切な人を守るためにも、この障害について知っておきましょう。