天皇杯の決勝が11月23日に国立競技場で行われました。対戦したのは関西勢対決のG大阪と神戸。両チームともリーグ戦では好調で、G大阪は3位、神戸は4位でシーズンを終えていました。
試合は序盤からG大阪がボールを支配し、チャンスを作るも神戸の堅い守備に阻まれ、なかなかゴールを奪うことができません。一方の神戸もカウンターから何度か決定機を作るも、G大阪のGK東口順昭の好セーブに阻まれます。
均衡が破れたのは後半64分。神戸のMF飯野七聖が左サイドからクロスを上げると、ファーサイドでフリーになっていたFW宮代大聖が頭で合わせてゴール。これが決勝点となり、神戸が5大会ぶり2度目の天皇杯優勝を飾りました。
神戸の吉田孝行監督は「選手たちが最後までよく頑張ってくれた。関西勢対決を制して優勝できて嬉しい」と喜びを語りました。一方のG大阪の片野坂知宏監督は「力負けをした。神戸の守備が堅く、自分たちのサッカーができなかった」と悔しさをにじませました。
神戸は天皇杯優勝により、来シーズンのACL出場権を獲得。G大阪もリーグ戦3位でACL出場権を獲得しており、来シーズンのACLでは関西勢の活躍が期待されます。
天皇杯決勝は、関西勢対決ということもあり、注目度が高く、国立競技場は満員となりました。両チームとも最後まで全力で戦い、手に汗握る好ゲームを展開しました。優勝した神戸は、来シーズンのACL出場権を獲得し、今後の活躍が期待されます。