「ふるさと納税」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。制度の概要としては、各自治体へ寄付を行った場合、その寄付額から2,000円を除いた額が所得税・住民税から控除されるという仕組みだ。
この制度は、地域活性化を目的としているため、自治体によっては寄付者に対して地元の名産品や特産品などの返礼品が受け取れる場合がある。
そんな「ふるさと納税」に、あの「Amazon」が参入した。「Amazonふるさと納税」と題し、2023年12月19日よりサービスがスタートしている。
「Amazonふるさと納税」の特徴は、他の「ふるさと納税」サイトにはない独自の強みを持ったサービスとなっている。インターネット通販大手である強みを活かし、寄付をした翌日に返礼品を配送してくれる「最短翌日配送」を実現。「Amazonギフトカード」を返礼品として受け取ることが可能なほか、「Amazonプライム会員」向けに限定返礼品も用意されている。利用方法も通常通り「Amazon」サイト上で完結するため、利便性が高い点は特筆すべきだろう。
サービス開始当初「Amazonふるさと納税」では、全国約1,000の自治体が参加している。自治体によって用意している返礼品はさまざまで、地元ならではのグルメや工芸品、宿泊券などの幅広いラインナップが取り揃えられている。
また、「Amazon」がサービスに参入したことで、競合他社との手数料の値下げ競争が起きることも予想されているため、今後さらにサービスが充実していく可能性を秘めている。
「ふるさと納税」を利用することで、地元の活性化に貢献できるだけでなく、おいしい地元グルメや魅力的な特産品を手に入れるチャンス。「Amazon」の利便性を活かした「Amazonふるさと納税」で、賢く楽しく「ふるさと納税」を活用してみてはどうだろうか。