IHI

IHIの社名は、石川島播磨重工業の略称です。石川島造船所と播磨造船所が合併して生まれた会社で、造船やプラント建設を主事業としています。

石川島造船所は、1853年にペリー提督率いる黒船来航がきっかけで設立されました。当初は幕府の所有でしたが、後に民間企業化されました。1907年には日本で初めて大型蒸気タービンの製造に成功し、造船業界で高い評価を得ました。

播磨造船所は、1918年に設立されました。当初は瀬戸内海で造船業を営んでいましたが、後に東京湾に移転し、大型タンカーやLNG船の建造で有名になりました。

1960年、石川島造船所と播磨造船所が合併し、IHIが誕生しました。合併後は、造船事業に加えて、火力発電プラントや航空機エンジン、産業機械などの事業にも進出しました。

• 造船事業：大型タンカー、LNG船、コンテナ船などの建造
• プラント建設事業：火力発電プラント、ガス処理プラント、水処理プラントの建設
• 産業機械事業：タービン、コンプレッサー、ポンプなどの産業機械の製造
• 航空機エンジン事業：航空機用エンジン、ロケットエンジンの開発・製造

IHIの強みは、幅広い事業領域と技術力です。造船事業では世界有数のシェアを誇り、プラント建設事業では海外にも広く進出しています。また、航空機エンジン事業では、国産初のジェットエンジンの開発に携わった実績があります。

IHIは、今後も技術革新を進め、社会に貢献し続けることを目指しています。

近年、IHIは再生可能エネルギー事業にも力を入れています。2023年には、洋上風力発電事業に参入することを発表しました。IHIは、今後も時代のニーズに応じた事業を展開していく予定です。

IHIは、今後も技術革新を続け、社会の課題解決に貢献し続ける企業でありたいと考えています。私たちは、持続可能な社会の実現を目指し、これからも挑戦を続けていきます。