NTTドコモがサイバー攻撃に遭い、サービスに障害




2023年1月2日、大手通信事業者のNTTドコモがサイバー攻撃を受け、一部のサービスに障害が発生しました。攻撃によるシステム障害で、「goo」をはじめとするポータルサイト、「d払い」などの決済サービスなど、複数のサービスに影響が出ました。
障害は午前5時27分頃から発生し、利用者の検索や決済などの操作ができない状況が続きました。NTTドコモは復旧作業を実施し、午後4時10分頃に障害がほぼ解消されました。
攻撃の手口は、Webサーバーへの過剰なアクセスを発生させる「DDoS攻撃」とみられています。NTTドコモは被害の調査を進めていますが、犯行グループなどに関する情報は明らかになっていません。
サイバー攻撃によるシステム障害は、近年増加傾向にあり、企業や組織にとって深刻な脅威となっています。企業は、適切な対策を講じ、サイバー攻撃からシステムやデータを保護することが求められています。
今回のサイバー攻撃を受けて、NTTドコモは顧客に注意喚起を行いました。不審なメールや添付ファイルを開かない、定期的にソフトウェアを更新する、強固なパスワードを使用する、などの対策を講じるよう呼びかけています。
また、NTTドコモでは、サイバー攻撃への対策として、セキュリティ対策の強化や、多層的な対策の導入を図っています。従業員へのセキュリティ教育や、外部専門家との連携も進めています。
サイバー攻撃は、企業や組織のシステムやデータだけでなく、顧客の個人情報や企業の財産にも深刻な被害をもたらす可能性があります。そのため、サイバー攻撃対策を強化し、被害を最小限に抑えることが重要です。